どんど焼きは地方育ちの私にとっては、子供の頃からの当たり前の風習です。
都会の人たちにとってはどうなのかな・・・
というか、都会でも田舎でも地域によってある所とない所がまちまちなのかな?
子供会の年始行事で、お菓子をもらえたり、近所の子たちと遊べたりするこの日は子供の頃の私にとっては大好きな1日でした。
どんど焼きって何?
どんど焼き地方によっては『どんどや』と呼ばれたりもします。『どんど』や『左義長』とも意味を同じくされているようです。
どんど焼きは小正月辺りに、お飾りなどを焼いたりする各地方の火祭りです。
子どもたちの出番、もぐら打ち!?
どんど焼きの当日は、『もぐらうち』が子どもたちによって行われる所もあります。
各家庭の庭先や玄関先を一件一件周り、竹の棒に巻きつけられた藁の部分でもぐらを退散させる掛け声をかけながら、一斉に叩いて行くのです。
子供の頃は、子供会でおじちゃんたちが作ってくれたもぐら打ちの棒をかついで、一件一件周り、その度に地域に人たちに喜ばれてお菓子をもらいとても嬉しかったことを覚えています。
『もぐら叩き』とも呼ばれていて、まるでゲームセンターのもぐらたたきと全く呼び名が一緒ですよね。
今は玄関先がコンクリートで固められている所が多く、もぐらが退散して喜ぶというよりも、子供たちの叩いた藁が飛び散ってその後片付けが大変だったり笑 します。
でもその気持ちがありがたくて、大人たちはお菓子を渡すのです。
どんど焼きで燃やして良いもの
どんど焼きでは地域の空き地を利用し、竹や枯れ木を大きく組み上げ大きな焚き火の状態を作ります。
どんど焼きで焼くものは一般的には以下の通りです。
- お正月飾り
- 門松や鏡餅などに使ったお飾り
- もぐらうちで使った棒
- 焼き芋やお餅
その火の中に、一緒に家から持ってきたお飾りや門松飾りなどのお正月に使った飾りものを一緒に入れてゆき、感謝を込めて焼きはらいます。
もぐらうちで使った棒も一緒に燃やします。
その時に、ホイルで包んだお芋で焼き芋を作ったりお餅を焼いたりするのも定番でした。
地域のおばちゃん達が豚汁などを振る舞ってくれたり、子供会のみんなで走り回って遊びました。
お守りはどんど焼きに出してもいいの?神社の方に聞いてみました。
どんど焼きに、昨年1年間神棚に飾ったお札や、古くなったお守りや人形なども燃やして良いと思っている方もいるかもしれませんが、ちょっとまった!!
結論からいうとそれはNO!です。
どんど焼きで燃やせないものや以下の通りです
- 神社のお札
- お守り
- お人形など
- ダイオキシンなどがでるビニールやプラスチック類
神社のお札やお守りや、人形などはどんど焼きで燃やしては行けません。
どんど焼きはあくまでも地域住民で行う行事です。
神社の方にもお伺いした所、お札やお守りは神社で神様の魂を入れてあるそうです。そんなんだ!すごい!
ですので、処分する時もちゃんと神社でお焚き上げをしていただく必要があるそうです。
と言っても特別なことをする必要はなく、神社の古札入れにいれるだけで良いのです。
神社の一角に一年中、古札や古くなったお守りなどを納める『古札お納め所』などと書かれた箱がありますので、いつでも行けるタイミングでその箱に入れておくだけで良いそうです。
神社は必ず同じ神社とはこだわらず最寄りのところでも良いそうです。
そしてお人形などは、お寺などで人形供養などをされているところがありますので、そちらに納められることをおすすめします。
それからたまに、ビニールのついたママのお飾りをそのまま燃やしている方がいますが、ダイオキシンなどが発生しますので、ビニールやプラスチックの部分は取り除いて下さい。
どんど焼きはいつ、どこであるの
どんど焼きは、新春の満月に行われ、火と月の光による浄化の祈りを込めて行われていたという歴史があるようです。
日本のそうした行事を紐解くと、地域の人々と自然とあ一体であったことが想像できますね。
現代生活では、今度の満月に集まろう、なんて約束はあまりできませんよね。
大体が、小正月前後の土日あたりで、各地域地域の日程で決められているようです。
詳細は各地域の区長さんなどにお尋ね下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。このページが何かのお役に立てたら幸いです。
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