シングルマザーの道を選ぶことは、私にとっては人生で最大の苦しみでした。
結婚生活を送っている時は苦しくて苦しくて、子供が小さかったので無理して笑っていた意外は、きっとどんより暗い表情をずっとしていたと思います。
離婚してすぐも、これで良かったのかすぐにその気持ちが晴れることはありませんでした。
離婚による様々なダメージがあったし、何より子供のことを思うと辛くてたまりませんでした。
でもそんな私が、離婚後1年がやっと経とうとしたあたりから、徐々に気持ちが晴れて行く自分に気がつきはじめました。
あぁこれで良かったんだと思う瞬間がでてきました。
すぐにはそう思えなかった理由
よく世間や、離婚経験者の話を聞くと、離婚届を出した瞬間にスッキリするしせいせいするよ、なんて話を聞いたりしていたのですが、私の場合は全く・・・でした。
でもそのこともよく分かった上で離婚届を出したつもりです。
きっとどちらを選んでも後悔するのは分かっていました。そりゃ離婚ですもの当たり前ですね。
でも後悔してでもそちらを選ばなければならない理由がありましたので、どうしようもなく離婚という道を選びました。
子供との日々を守りたい一心でした。一度結婚して子供を作った相手・・・何をされようがそんな簡単に愛情は消えてくれませんでした。
だからとても辛かったです。いっそのこと、顔も見たくないほど憎めたらいいのにと思いました。
ずっとこの後悔を背負って生きるのかもしれないと離婚当初は思っていました。
ですが、そんなことはありませんでした。忙しい日々をなんとかこなしてゆくうちに、心が少しづつ元気を取り戻して行きました。
子供との楽しい日々があること
まずふと気づいたのは、子供との日々がどんどん明るく楽しくなっていました。
心のストレスがなくなり、子供と遊ぶ時間、食事をする時間、保育園へ向かう時間帰る時間、全てが輝いて見える様になりました。
その分、子供のことにエネルギーを注げる余裕も増えて行きました。
シングルマザーになってからは、家計を一人で担って行かないといけないので、時間は前ほど余裕がなくなりましたが、それでも本当に心から楽しく過ごしている子供や自分がいました。
もし離婚に踏み切れずに結婚生活をいまだに送っていたら、子供にも悪影響だったかもしれないと思いました。
そう思う度に、あぁこちらを選んで良かったのかもしれないと思える様になりました。
私が最近よく笑っているなと思った時
離婚する前は不安の渦の中にいることが多かったので、なんとか子供に笑顔を見せなきゃと思って作り笑いしていたのですが、離婚し子供と二人で生活する様になって、その心の不安がなくなり本当に笑えることが徐々に多くなっていたと思います。
鏡を見たり写真を見た時に、あぁ自分の表情が少し柔らかくなってきたなぁと思いました。
離婚する前は辛く笑えないことが多く、今思うと本当にひどい状態の自分だったなと思います。
今は気づけば子供とふざけあって、お腹のそこから笑っているなぁと感じることが多くなりました。
元夫の現状を知った時
離婚して元夫を介して出会った人や共通のお友達とも会わない様にしていましたが、それでも元夫の現状を伝えてくる人がいて(心の中で、聞きたくないからやめて!と思っていましたが)なんだか元夫の様子は変わらないなぁ、離婚でダメージ受けてるのは私だけなんだなと思っていました。
彼は離婚でダメージを受けるどころか、独身を謳歌している様にも少し見えました。
ところが神様は見ていたのでしょうか、彼がトラブルに巻き込まれ彼の生活を足元から崩す事態が起こる日がきたのです。
それを知って、本当に子供と早いうちに新しい生活をしていて良かったと思いました。
もし離婚していなかったら、私も子供もそのトラブルに巻き込まれるところでした。
その彼の現状を知った時、彼と別の道を歩むことを決めて良かったと心から思いました。
離婚の文字を見てもなんとも思わなくなった時
離婚してすぐは、『離婚』という文字を見ることすら苦しくて苦しくて・・・
市役所に行っていろいろ戸籍の届やひとり親の手続きなどをしなければなりませんがその度に、それに関連する文字を見る度にズキンと胸の痛みを感じていました。
『離婚という文字、元夫の名前を書く欄、ひとり親という文字、シングルマザーという音、パパという響き』そのどれもが見る度に、聞く度に苦しくて苦しくてたまりませんでした。
ですが、時間というものは不思議なものです。
それに私もシングルマザーの日々を過ごしてゆくことで心が徐々に強くなって行ったのでしょうか。
離婚して1年くらいたった当たりから、前の様な胸の痛みを感じることは少なくなりました。
慣れてきたという言い方もできるかもしれません。
しっかり乗り越え、腹を据えて堂々と生きて行く強さが少しづつ芽生えてきたのかもしれません。
今苦しみの中にいるあなたへ
今苦しみの中にいるあなたにお伝えしたいことがあります。
その苦しみは必ず晴れる時がきます。
だから絶望しても、明日が見えなくても、だからこそ何かが見える様になる時が必ずきます。
あなたが幸せになる最善の道が必ずあります。
それを見つけることを決して諦めないでください。
明るい未来が大きく大きく両手を広げて、あなたを暖かく抱きしめる日を待っています。
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